人は悩みなくして生きて行けません。ささやかでささいなことから大切で大変なことまで、
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Q.「友達」ってなんなんでしょうか?・・・
きたろうさん、こんにちは。久しぶりに「孤独の壷」に悩みを込めてみます。
いきなりですが、「友達」ってなんなんでしょうか?
実はある女友達から恋の悩みの相談を受けたんですが、彼女はいつもろくでもない男にばかり惚れては別れ、そのたびに落ち込んじゃあ電話をよこすという癖があります。今回もまた同じような男に惚れたらしく、しかも相手の態度はのらりくらりで全然望みもないように見えたので、「やめといたほうが…」と答えました。ところがそれが彼女にはひどく腹立たしかったんですね。「がんばって」と言ってほしかっただけなのにその態度はなんだ!あたしを信用してないのね!と怒るのなんの。そのうえ友達としての質を疑われるようなことまで言われてしまいました。たしかに好きになる男についてはあまり信用していないというのは当たってもいますが・・・こういう場合、、やっぱり「心にもないこと」だけ言ってほっとくのが「友達」なんでしょうか? (やっぱそうなんだろうなあ…。でもなんか「見捨てる」みたいでそれも嫌な気がしちゃうんですが・・・)
馬鹿正直な女(34歳)・?在住
A.きたろうから
そうですね。友達ってなんでしょう。
若い頃は「友情」とかいう言葉に縛られて、その幻想に酔ったりもしましたよね。でも結局、相手の事を考えるより自分の友情の強さとか、自分の作り上げた友との関係の美しさに満足してたように思います。人間の自己愛は凄いものがありますからね。
この歳になると、「友達」とは楽しく遊べる仲間というくらいにしか思えませんね。私の場合、助言をするような仲間はいりません。話しを聞いてくれるだけでいいし、自分の考え方を言ってくれる人がいいですね。助言は結構。助言はうるさいです。
あなたの場合、「やめといたほうが…」は助言ですね。「私ならつきあわない」これが意見です。
意見を言って怒るようなら、楽しく遊べる仲間でもありません。そして、友達が困っている時助けるのは、友達だからという事でなく、人間として当然の事ですからね。とことん困るまで、ほっとくのが一番。「好きに生きろ!」と言えるのも、友達だからですよね。私はそんな友達がいいな。
お言葉
「定年をむかえた男には友達はいず、その主婦にはなぜか沢山いる。
とどのつまり、茶飲み友達こそ、友達である。」

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