ICON 三鷹の巻(98年11月)

「 ますますシティボーイズなひととき 」
 シティボーイズファンにとっては春に行われる公演よりもチケット取りが困難な“三鷹のシティボーズ”公演三鷹市民のための公共施設である三鷹市芸術文化センターにてここ数年毎秋行われており今回で4回目
 この“三鷹のシティボーズ”は春に行われる公演に比べ内容も趣向もがらりと異なりシティボーイズ3人の懐の深さをかなりの間近で実感できる数少ない貴重な機会さらに三鷹市芸術文化センター小ホールでの観客収容人数は約250名公演日程は2日間マチネ(昼公演)ソアレ(夜公演)の1日2回公演合計4回公演の約1000人の方しか見ることのできなかったプラチナ公演見られなかった方々はどんなことが行われていたのか謎で謎で知りたくてしょうがない“三鷹のシティボーズ”
をこのデジカメアイランドにて公開します

〓 ジェスチャーの会 〓
 若き演出家大野君のジェスチャーを芸術にするというキラメキの発想をどう料理するか大変でした
理屈にならずナンセンスへの移行はカステラのブレイクネタが救ってくれました演出家が厳しくない分自由になりすぎて10年前のシティーボーイズを思い出しました混沌と秩序計算されない混沌も楽しかったです
まあいい加減ってことですが……(きたろう

先生「山下さんジェスチャーの方は
山下「いえそんなには・・・
  とある公民館会社帰りのサラリーマン藤川(きたろう)と何も説明されずに連れてこられた同僚の山下(大竹)どうやら趣味の集いらしい藤川は山下に趣味を持つことを説いているとそこへ会の先生(斉木)が現れる先生は新顔の山下に会の主旨を朗々と語り出す
 先生「我々ジェスチャーの会は昭和39年に発足しました一般の方に芸術としてのジェスチャーを知ってもらおうそれが会の主旨です...ジュスチャーはどうしてもクイズの一つとして認識されがちですが我々は芸術としてのジェスチャーの発展に尽くし一健康法としても確立していきたいと思っております...
先生と藤川の執拗なジェスチャーのやりとりに渋々応じ参加しはじめる山下だが...







藤川「柔らかい日常に鉄槌を下し、希望の光を見る男」
先生「お見事藤川さん。お上手になられた」


先生「私はアルバイトの分際でカステラを切ることを許された男ですよ」


先生「見事この桐の箱に入れて見せます。」

先生「はっ!」

山下「ちょっと!切って入れただけですか」
 
〓 電 話 〓
 舞台からはお客さんがどう観てるのか分からないコントでした笑いが断片的にあるコントなのでやっていてちょっと不安でしたもっと煮詰めれば秀逸なコントになったでしょうね時間と空間を越えるコントまだまだおもしろいことができそう三人とも自分の持ち場があるようでなくてお客の笑いに責任を持ちづらいコントでしたでも可愛い八木田君(相手役)にセクハラコントできて満足満足きたろう

援助交際相手に囲碁を教えようとする男・矢野
矢野「囲碁はね一度にそんなにならべちゃ駄目なの」
男女3組にはそれぞれの事情と状況があるあの人には電話を掛けやすくて話しやすいのにあの人には電話を掛けにくくて 話しにくい
電話がつなげる奇妙な関係と空間






3日前に父親が自殺したキャディー
      とコースを回る男・井上

精力絶倫の妻をもつ男・大島
「これをどうしても飲んで下さい
大島「おまえの頭の中にはそれしかないのか

大島「例の先生への送り物の件だけど何が良いかな
矢野「何だっていいだろ、今忙しいから後で
大島「そんな事言わずに考えてくれよ
矢野「だったら井上に相談しろよ
大島「オレ井上苦手なんだよアイツと話していると変な気持ちになるんだよ



井上「大島だろ。大島!先生への贈り物は蟹缶だぞ。蟹缶!わかったか。」
大島「うっうう」
井上大島!何か言えよ。」
大島「ぐっぐぐ」
井上「切っちゃえエイ!。」
ツーツーツー
大島「ダメだやっぱり何も言えない・・・」
 
〓 三鷹市民大学 〓
 いやはや久々に生みの苦しみを味わいましたね詩は笑いに転化しずらいですよきどったことをしようとするとダメですねでも生み終わったあとの作品は可愛いです話していて楽しくなりましたよくまあお客さんも熱心に聞いてくれました山頭火さんに感謝状をさしあげましょうきたろう
〓文 学〓
テーマ詩について
講 師沼田じんいち先生
内 容 かつては郷土史家として全国行脚をされていた沼田先生
今回は生業を新たに文学詩の読み解きという新境地に大挑戦
詩人・山頭火を取り上げ沼田先生独自の視点による大胆な解説
“詩とは何か”が今ここに
 
〓生活学〓
テーマ最新マナー考
講 師真奈守先生
内 容 かつては某民間航空会社離島線パイロットであった真奈守先生がその機長時代の経験を元に現代のマナーの乱れを正すとともに「ウサギは怒られていることが分っていない
などの最新のマナー事情を踏まえた聞いて為になる一家言がふんだんに
これで貴方もマナー通
 
〓医 学〓
テーマ足のウラのツボ健康法
講 師等々力渓谷先生
内 容“ボケない足はどんな足”を主題として先生の長年の研究に基づく経験豊かな発想や西洋医学偏重の日本社会に対する鋭い検証などツボ押しが痔の効用に大きくつながることを分かりやすい言葉で丁寧に解説
これさえ知ればおもいっきりテレビはもういらない
 
ということでかなりの写真の量になってしまいました見るのにかなりの時間がかかったことと思いますが本当の舞台をお伝えするにはぜんぜん足らないことをお詫び致します
何卒ご了承ください(編集長・ひろきち
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