満員御礼!の巻(97年5月)
シティボーイズ・ライブ満員御礼!
きたろうの一人反省会
日比谷野音の凱旋公演「非常識な青空」を終えて、ホット一息。野音はお客様よりも、我々5人の方が楽しんでいたかも知れません。誰とはなしに言い始めた凱旋公演。最初は大阪、名古屋を終えて、ナポレオンのように鎧を着て馬で東京に戻り、日比谷に登場する予定でしたが、思っているほど面白くない事が判明、やめました。でも気分は不安いっぱいのナポレオン。あれほどまでに暖かく迎えられるとは思ってもいませんでした。感謝、感謝。
正直な話、グローブ座での公演「NOT・FOUND…」の初日から3日間は、どうもテンポがしっくりいかず、公演後のお酒の味も今ひとつでした。毎日のようにつまらない所、間延びしてしまう所をカットして、後半戦は心地よい虚脱感に浸ることができました。前半に観た方ごめんなさい。シティボーイズ・ライブの限界を観るのもこれまた楽しと言うことで、許してちょ。
観てない方にはどうでもいいことですが、一つ一つのコントにはタイトルがついているんです。ちょっと紹介しましょう。思い出せたら笑って下さい。
毛皮男・・・例の高級毛皮4人に薄着のいとう君。画期的なスライドコント。
あなたが此処に居て欲しい・・・これはなんと手品師達の送別会のコントのタイトルなんですね。中村君がスライム状態になってしまいました。
妻と夫・踊る妻・・・美しいきたろうさんが見れましたね。妻達の航空ショーもやろうと必死に提案したんですが、全員に却下されました。
外された人達・・・サラリーマンものです。全員がバカでした。私が「おはよう」と登場する時の寝癖頭は前半戦ではやってませんでした。
シロクマのお話・・・スライドです。
スピーカーご家族・・・絵的な面白さがあったでしょうか。もう少しナンセンスにしたかったですね。
二つの風景の消失点・・・エントツ登りの話と中年の恋の話が、交互にあってタンゴの踊りで、客席全員が泣く予定でしたがそうはなりませんでした。斎木さんが、がんばりました。
廊下を走るコント・・・疲れました。
新しい祭り・・・精神科医のいとう君とフォークシンガーの私のシーンは毎回違いました。野音ではなつかしの布団祭りもやりました。
ちょっとまとめ風なもの・・・いろいろ謎解きが解明されました。
思い出しましたか?でもライブは笑って、すべてを忘れてしまうのが一番。
思いだせない貴方が正しい見方です。
〜 想い出スナップ 〜
稽古を見てるような振りをして休んでいるわけです。
集中できる稽古時間は長くて2時間、短くて30分。
演出家三木は大弱りです。左の写真は、手品師達のコントの練習ですね。ハトは最初の頃なかなかうまく出ませんでした。もう〜と鳴く牛の音のプレゼントは、毎回失敗。情けない・・・せっかく早稲田大学手品同好会の方に教わったのに。
右の写真はスピーカー家族です。お母さんの役でしたが、芝居の途中で、女であることを忘れてました。無理して女を演じると見苦しいですからね。したたかなきたろうさんの計算でした。
嵐の前の静けさ。この数時間後に興奮させてもらいました。
私たちのライブを見に来る方は、ミュージシャンの殿堂野音などに行く機会はあまりないと思います。野音が見れてよかったですね。
私も始めて野音に行きました。風が気持良かった。
野音では、毛皮男はショッカーと戦いました。大竹さんがショッカーの足蹴りをくらい、眉間から血を流すという大惨事。心配のお便り随分頂きましたが、大竹さんは見事急所を避けており、大丈夫です。
よくがんばりました。
無限地獄のリハーサル。これも野音だけでしたね。フィーナーレで調子こいてギター片手に「ちみもうりょう」歌ちゃいました。客の凄いノリで、野音だな〜と実感。気分はミュージシャンでした。 でも内心はものすごく恥ずかしかったです。
お祭り好きは祭りが終わった次の日に来年の祭りを考えます。
来年もラジカルな祭りを期待して下さい。
恐いもの知らずのボケは日常でも、日増しにすすんでおります・・・・