From: Hiroyuki Takahashi <hiro@cent.saitama-u.ac.jp>
Real-Date: Sat, 24 Dec 1994 19:44:04 +0900
Subject: [infotalk,02690] making MPEG movie
Message-Id: <9412241044.AA06932@athena3.cent.saitama-u.ac.jp>
高橋@埼玉大学と申します。
動画の作成についてです。うちのところでは動画を作成するのにマッキントッ
シュを利用しています。機器構成としては
Quadra950 (VSO 40MHz or 45MHz)
Memory: 86MB
HD: Mirroed disk 1GB + 425MB
CaptureBoard: Radius VideoVisionStudio
Soft: AdobePremiere
Mpeg Encode: Sparkle
となっています。とりあえず QuickTime 形式で作成して後から MPEG に変換
しています。
#埼玉大学知識工学講座の尾形さんは、うちのマックでムービーを作っていま
#す。
ムービーを作る際に一番必要だなぁと思うのは、CPU パワーも必要だとは思い
ますが、それ以上に高速な (60ns とか…) メモリーがかなり必要です。Indy
もあるのですが、マックでしか作成したことがありません。
手軽な手としては、AVマックを購入して(あまりハイスペックでなくともメ
モリがあれば結構つかえます)行なうのが安上がりだとおもいます。Radius
VideoVisionStudio は安くなったとはいえ、いまだに40万円程度するという
話しもききます。今だったら、PowerMac7100AV を安く購入してメモリーをた
くさん載せて…というのがいいかと思います。また、マッキントッシュで動画
を作る際には画面が二つはないとつらいとおもいます。
あくまでも私の個人的見解ですが、参考になりますでしょうか。
--
高橋 寛幸@機能材料工学科三年 都立国立高等学校メーリングリスト参加者募集!
hiro@cent.saitama-u.ac.jp http://www.cent.saitama-u.ac.jp/
From: Akihiro Shirahashi <sirahasi@titan.tisn.ad.jp>
Real-Date: Sat, 24 Dec 1994 11:44:27 +0900
Subject: [infotalk,02689] WWW Clients for Windows 0.920
Message-Id: <199412240244.LAA21079@titan.tisn.ad.jp>
Netscape 1.0N と NCSA Mosaic 2.0α8 が出たための、緊急アップデートです。
それでは、よい X'mas をお過ごしくださいませ。
白橋明弘(WWW Clients for Windows 著者)
-----
Windows 用 WWW clients の設定マニュアル
--- Proxy Server (httpd, DeleGate) 経由での利用 ---
白橋明弘(東京大学理学部) sirahasi@tisn.ad.jp
(C) 1994, A.Shirahashi
Version: 0.920
Last Update: 94/12/24
Table of Contents:
0. この文書の利用、入手法、再配布について
1. この文書の目的
2. 参考文献
3. Proxy server について
4. 日本語問題と delegate
5. Windows の Network について
6. NCSA Mosaic
7. WinWeb
8. NetScape
0. この文書の利用、入手法、再配布について
この文書の内容は無保証です。内容に誤りがあっても、またこの文書によって
不利益を被っても/逸失利益があっても、作者は一切関知いたしません。
この文書は、非営利目的で使う限り、また著作権表示を正しくつけ、出処を明
示している限り、自由に転載してくださって結構です。
この文書中の登録商標は、一般にその所有者のものです。
この文書の最新版は
ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/doc/www-clients-for-windows.jis
ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/doc/www-clients-for-windows.sjis
http://www.phys.s.u-tokyo.ac.jp/local/www/HowToWinMosaic.html
から入手できます。
1. この文書の目的
Windows 用の WWW clients (Mosaic と WinWeb, 0.906 からは NetScape につ
いてもふれています) について、そのインストールと設定の仕方を解説してい
ます。特に、proxy server の利用、delegate を用いた漢字コード変換による
日本語環境の構築のために必要な設定について述べています。
読者には WWW や Mosaic についてのエンドユーザとしての一般的な知識はあ
るものと想定しています。また、DOS/Windows の操作についても知っているも
のとしてます。
UNIX ホスト上での proxy server や delegate の設定のしかたについては述
べていませんので、ご注意ください。
2. 参考文献
1) PC-TCPIP-FAQ-J edited by 白橋明弘(東京大学)
PC (DOS/Windows) での TCP/IP 環境についての Infomation Sheet です。
特に日本語対応アプリケーションの利用について最新情報が盛り込まれてい
ます。
この 「Windows 用 WWW clients の設定マニュアル」は、PC-TCPIP-FAQ-J
の Mosaic, WinWeb の項目が元になってできました。
ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/doc/pc-tcpip-faq-j.jis (JIS コード)
ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/doc/pc-tcpip-faq-j.sjis (SJIS コード)
2) UNIX MAGAZINE 1994 年 8,9 月号 「昔は昔、今は今」 - 目的指向の環境
構築にむけて - Windows と UNIX by 東田学(大阪大学)
Windows 上での TCP/IP 環境と関連する話題について、実際に設定例を具
体的にあげて解説してます。とくに、9月号では、packet driver からはじ
めて、Mosaic の設定まで紹介されているので、参考になるでしょう。
3) INTERNET magazine No.2, 1994.12
特集「WWW大航海記」の中で,NCSA Mosaic, Netscape, WinWeb について,
日本語表示のためのフォント等の設定と proxy server の利用にポイントを
おいて解説されています。付録 CD-ROM に MosaicView と AIR Mosaic の評
価版が含まれています。
4) PC WAVE 1995年 1月号
「Infomosaic for MS-Windows を Windows 3.1 と Daytona で使う」という
記事の中で,富士通の InfoMosaic の 使用感がレポートされています。
5) UNIX USER 1995年 1月号
特集「インターネット・リソースの渦の中を飛び回ろう」の中で,NCSA
Mosaic と WinWeb の設定法が紹介されています。
6) Internet user 創刊号, 1995 No.2
特集記事中の「Mosaic の日本語環境を極める」で,WinWeb の設定法が具体
的かつ詳しく説明されています。WINWEB.INI の設定例も載っています。
7) マック用Gopher/Mosaic/Webの設定マニュアル (ver1.1.7) by 山名@電総
研 yamana@etl.go.jp
この文書をまとめるきっかけになった、Macintosh 用のガイドです。
ftp://etlport.etl.go.jp/pub/mac/www-clients-for-mac.txt
http://www.etl.go.jp/People/yamana/www-clients-for-mac.txt
3. Proxy server について
proxy server とは 「代理」サーバのことです。WWW は本来は end to end
の通信で、client が直接に WWW server にアクセスするのが基本なのです
が
・企業などが security 上の理由により firewall を作っており、直接の
connectivity がない
・回線速度が遅い場合に何度も同じ情報を取ってくることによる無駄なイ
ンターネットの混雑をデータの caching を行うことによって避ける
ために、client がいったん (local に組織内で立ち上げた)代理のサーバに
アクセスして、それを経由して外のサーバにコネクトするという仕掛けです。
proxy 機能をサポートしたサーバとしては CERN httpd server や 電総研の
佐藤さん(ysato@etl.go.jp) の開発した DeleGate があります。
CERN httpd 自体はそれ自体が、WWW の server ですので、情報提供用のサー
バとしても使うことができます。同じマシンの上で、情報提供用のサーバと、
proxy アクセス用のサーバを動かす場合は、別の port 番号で運用するのが
普通です。(情報提供用は 80, proxy 用は 8080 とか)
それに対して、DeleGate は、汎用の中継サーバで、WWW (http) のほかにも
gopher や NetNews (nntp) などの中継も行うことができます。
caching 機能は CERN httpd, DeleGate 共にもっていますが、cache の管理
については、今のところ CERN httpd の方に一日の長があるようです。
CERN httpd を使う場合は、client 側も proxy 対応していることが必須で
すが、DeleGate の場合は non-proxy client に対応した URL の変換機能を
持っているので、必ずしもその必要はありません。
ただし、これから紹介する Windows 用の client NCSA Mosaic, WinWeb は
どちらも proxy 対応していますので、DeleGate の non-proxy client 対応
の機能を使う必要はないでしょう。以後の説明もそのつもりで進めます。
4. 日本語対応
4.1 日本語問題 と DeleGate
現在のところ、日本語対応した Windows 用、Macintosh 用の client は存
在しないので、そのままでは日本語の情報を読むことはできません。
しかし、現在の Windows 用の client (Mosaic, WinWeb 共に) でも、フォ
ントの設定で日本語フォントを選べば、シフトJIS のドキュメントなら表示
することが可能です。Windows 用 Mosaic の場合、Macintosh 用と違って幸
いなことにパッチ等は必要ありません。
しかし、実際にはシフトJIS でドキュメントを用意してくれているサーバは
小数派なので、ISO-2022-JP (いわゆる 7bit JIS) や EUC のドキュメント
は読むことができません。
そこで DeleGate の登場です。DeleGate は組み込みで漢字コードの変換機
能をもっていますから、これを UNIX ホストの上でシフトJISへの変換モー
ドで立ち上げておきます。Windows 上の client からはそこに proxy server
としてアクセスすれば、すべてのサーバからのデータは DeleGate を通過す
るときにシフトJIS に変換されますから、問題なく日本語を表示することが
できるというわけです。DeleGate のパッケージは以下より入手できます:
ftp://etlport.etl.go.jp/pub/DeleGate/delegate1.9.20.tar.gz
ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/network/WWW/DeleGate/delegate1.9.20.tar.gz
4.2 日本語対応 WWW ブラウザ
日本語対応の Windows 用 client も今後いろいろ登場しそうです。
・WIDE プロジェクトで国際化対応のプロジェクトが進行中。
・富士通が NCSA からラインセンスを取得して Mosaic の日本語化を進め
ていて、"InfoMosaic" として 94年10月 に 5000 円で発売予定。2.00a7
ベースに変更しているため遅れていましたが、11/8 に出荷がはじまりま
した。問い合わせ先: info@www.fujitsu.co.jp また NiftyServe の GO
SDREAM で購入することもできます。
・SpyGlass社が NCSA のラインセンスを取得して販売している "Enhanced
Mosaic" を NEC が日本語化して "MosaicView" として94年12月に数千
円程度で発売予定。Internet Magazine 第2号 (Impress), 企業ユーザ
のためのインターネットハンドブック(日経BP社)の付録のCD-ROMに5分
間,8画面までの制限つきの試用版が添付されています。
・Spry社が販売している "AIR Mosaic" (Enhanced Mosaic の OEMらしい)
を、クニリサーチインターナショナルが日本語化したものが "AIR for
Windows 3.0J" には含まれており,62,800円 ですでに出荷中です。また
評価版(使用期限あり)が上記の2雑誌の付録 CD-ROM に含まれています。
さらにトランス・コスモスから販売されている "Internet Office 3.0J"
にも AIR Mosaic が入っています。こちらは TCP/IP スタックが PPP の
みのサポートですが,19,800 円と低価格ですでに出荷中です。
・DECの PathWorks for DOS and Windows の次期 version 5.1 に日本語
化した Enhanced Mosaic がバンドルされます。漢字コードは自動判別
されます。PathWorksの価格は 39,000円で発売は95年1月末の予定です。
・Netscape Communication社と提携した東芝情報システムが Netscape を
日本語対応させたものを PC-NFS にバンドルして PC-NFSpro として95
年1月から 88,000 円で販売するようです。
5. Windows の Network について
Windows 上の WWW clients はいずれも、業界標準となっている winsock と
いうTCP/IP アクセスのための API を使用しています。winsock は (という
か TCP/IP の環境は) Windows 3.1 には標準では付いてきませんので、別途
入手することになります。
市販の TCP/IP パッケージのほとんどは winsock をサポートしています。
たとえば、NetManage Inc. の Chameleon や アライドテレスの PC/TCP に
は標準で winsock が付属していますし、Novell の LAN WorkPlace の場合
も Ver.4.12J からは標準添付になりました。
市販品を使用しない場合は、packet driver (Ethernet Card に付属してい
るか、フリーで入手できます) と、packet driver の上で動くシェアウェア
の Trumpet Winsock を利用すれば、安価に TCP/IP 環境を構築することが
できます。
より詳しくは,参考文献 1) PC-TCPIP-FAQ-J などをご覧ください。
6. NCSA Mosaic
いわずと知れた NCSA mosaic の Windows 版です。
Windows Mosaic ついての情報は、
http://www.ncsa.uiuc.edu/SDG/Software/WinMosaic/HomePage.html
で入手できます。
94/9/9 に出た 2.0α7 以来しばらくバージョンアップがありませんでした
が,年の瀬も押し詰まった 94/12/22 に大幅グレードアップの 2.0α8 がリ
リースされました。この文書(0.920) の解説は 2.0α6,α7 に基づいていま
す。α8 については 6.1,6.2節に (注) として解説してありますのでご注意
ください。
α7 は
ftp://ftp.ncsa.uiuc.edu/PC/Windows/Mosaic/wmos20a7.zip
ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/winsock/apps/WWW/wmos20a7.zip
などから,α8 は
ftp://ftp.ncsa.uiuc.edu/Mosaic/Windows/mos20a8.exe
ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/winsock/apps/WWW/mos20a8.exe
などから入手できます。
6.1 win32s
Windows Mosaic 2.0α3 以降を Windows 3.1 で動かすためには、win32s と
いう Windows 3.1用の 32bit APIをサポートするためのライブラリをインス
トールしておく必要があります。win32s は WindowsNT の API の subset
ですから、Mosaic は WindowsNT ではそのまま動作するはずです(日本語版
NT における問題については次節の最後の注を参照のこと)。
win32s は最新版(1.15a) をインストールされることをお勧めします。とく
にα6を使用する前に win32s を 1.15a へアップグレードするようにという
注意書きがついてます。
ftp://ftp.ncsa.uiuc.edu/PC/Mosaic/win32s.zip
ftp://ftp.microsoft.com/developer/DEVTOOLS/WIN32SDK/Win32s115a.Zip
ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/winsock/apps/WWW/win32s.zip
win32s については video driver との相性や、NotePC での suspend /
resume との相性の悪さ、memory leak など、かなり苦労されている方もい
るようです。 "TeX for Windows" などの市販ソフトウェアに付属している
win32s 日本語版は、日本語 Win32 SDK についてくるもので、現在は 1.11
build 88 という version で、IBM 版 Windows との相性が悪いなど問題が
多いようです 。まもなく出るらしい日本語版 1.15 相当に期待したいとこ
ろです(*)。なお、英語版 win32s をインストールした場合、日本語 win32s
アプリケーションのメニュー等は文字化けします。(幸いにも "TeX for
Windows" の英語版 win32s での実行には大きな支障はありません)
(*) 日本語版 win32s 1.15 が配布されています。インプレスの雑誌インター
ネットマガジン創刊号やDOS/Vパワーレポート94秋号の付録のCD-ROMに
含まれています。
(注) 最近 Microsoft から win32s 1.20 が配布され始めました。これでは
Mosaic α7 が動作しないとの報告が複数ありました。α6 は大丈夫の
ようです。win32s 1.20 は
ftp://ftp.microsoft.com/Softlib/MSLFILES/PW1118.EXE
から入手できます。
(注) NCSA Mosaic 2.0α8 は OLE をサポートしているため,win32s も OLE
に対応したものが必要です。OLE対応 win32s 1.20 は
ftp://ftp.ncsa.uiuc.edu/Mosaic/Windows/w32sOLE.exe
ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/winsock/apps/WWW/w32sOLE.exe
などから入手できます。
win32s (1.15a) のインストールの手順は以下の通り:
・新しく適当な名前の directory を作成 (c:\win32s とする)して、そこに
win32s.zip をダウンロードする。
・pkunzip (*) を用いて展開する。
pkunzip win32s.zip
w32s115a.zip と readme.txt ファイルなどが現れる。
・readme.txt に書いてあるように
pkunzip -d w32s115a.zip
とすると、disk1, disk2 という subdirectory が作られファイル群が展
開される。
・Windows を起動して(または Windows に戻って), Program Manager の
「ファイル名を指定して実行」によって、c:\win32s\disk1\setup を実行
する。win32s の install が始まる。
・指示にしたがい、continue と OK を click していく。win32s のモジュー
ルは c:\windows\system\win32s という directory に格納される。
・win32s 本体に引続き、win32s のテスト用の card game "freecell" の
install をするかと聞かれるか、テストのため continue する。
・終了したら windows を再起動するか、と聞かれるのでそうする。
・"freecell" がちゃんと遊べることを確認しておしまい。
win32s を install したことで、c:\windows\system.ini ファイルの
[386Enh] セクションに
device=c:\windows\system\win32s\w32s.286
の一行が追加されている。win32s のためなにかうまく行かない場合はこれ
をコメントアウトすれば、win32s なしの状態になる。
(*) pkunzip は古いものだとうまく展開できない場合があるので,
pkz204g 以降を使用すること。たとえば以下より入手できる:
ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/archiver/pkz204g.exe
(注) 1.20, OLE付1.20 は自己展開アーカイブファイルになっている他は,
インストールの手順はほぼ同じです。
6.2 Windows Mosaic 本体
Windows Mosaic 本体のインストールの手順は以下の通り:
・適当な名前の directory を作成 (c:\winapps\mosaic とする) して、そ
こに wmosA6r1,zip をダウンロードする。
・pkunzip を用いて
pkunzip wmosa6r1,zip
と展開する。mosaic.exe, mosaic.ini, ドキュメントファイルなどが現れる。
・install.wri (Windows の Write のファイル, 14頁) に目を通す。
・適当な editor (メモ帳など) を使って、mosaic.ini を変更する。
[Main] セクションの
E-mail="gonbe@daigaku.ac.jp"
のようにあなたのメールアドレスを設定する。
あなたの組織内に手近な www サーバがあれば
Home Page=http://www.daigaku.ac.jp/
のように設定する。
[Services] セクションの
もし mosaic 経由で NetNews も読みたいなら
NNTP_Server="news.daigaku.ac.jp"
に普段利用しているニュースサーバのドメイン名を設定する。
SMTP_Server="mail.daigaku.ac.jp"
に手近のメールサーバのドメイン名を設定する。
・変更した mosaic.ini を windows directory にコピーする。
copy mosaic.ini c:\windows\*.*
・mosaic.exe をプログラムマネージャに登録して、icon を double click
して起動してみる。設定した Home Page が表示されることを確認する。
起動時に [アプリケーションエラー GROWSTUB で一般保護違反 POINTER.DLL
内の 0001:0F2E 番地] などがおこる場合は、当面の対策と して、WIN.INI
の load=c:\mouse\pointer.exeという行をコメントアウト してください。
モジュール POINTER が競合してしまうのが原因です。 Microsoft Mouse
driver 9.01b(*) では、この問題は修正されているそうです。
(*) この問題に対処した POINTER.DLL が
ftp://ftp.microsoft.com/Softlib/MSLFILES/HD1061.EXE
から入手できます。IBM 版 Windows の Mouse Driver 8.20J との組み合
わせでうまく動いてるとの報告がありました。
α6 + win32s 1.15a の組み合わせで Gateway, Dell, PC98 などで問題なく
動いているという報告がありました。α6 は α5 よりも表示などが速くなっ
ているようです。
memory leak の問題はまだ完全には fix されていないようで、Mosaic を起
動して終了すると、かなり大量にリソースが消費されたままになってしまう
ようです。WindowsNT 上ではそういう問題はないようです(注)。
(注) Mosaic α6,α7 は Windows NT では 3.1J, 3.5J(β版) の両方で動作
しないとの報告がありました。α5は動くようです。英語版の NT では
そういう問題は起こっていないようです。
(注: Mosaic 2.0α8 について)
前述のように 94/12/22 に Mosaic 2.0α8 がリリースされました。前バー
ジョンと比較して:
・数多くのバグの修正
・プリントアウト機能の改善
・Transparent GIF イメージのサポート
・Table, super/subscript など HTML+ の機能のサポート
・Windows の OLE への対応
・スタンドアロンの動作のサポート
などの改善および機能アップが実現しているそうです。OLE サポートのため
に Windows 3.1 での実行には OLE 対応の win32s が必要 です。Windows
NT および Windows95(β) 上ではそのまま動作するようです。
Mosaic 2.0α8 を日本語 Windows3.1 上で動作させるには,コントロール・
パネルの「各国対応」で,言語を「英語(アメリカン)」に切り替えておく必
要があります。これをしておかないと "Win32s - Error" "Initialization
of a dynamic link library failed." が起こり失敗してしまいます。PC98
の日本語 Windows 3.1 でも同様に「英語モード」に切り替えることにより
動作しているそうです。このように言語を「英語」に設定しても,もちろん
次節に述べる手法で日本語の利用は可能です。
6.3 日本語対応
前述したように日本語化されていない Mosaic でも、フォントを設定すれば
MS-KANJI code (Shift JIS) のドキュメントなら読めます。 delegate 経由
でアクセスをすれば、ISO-2022-JP, EUC でも対応可能です。フォント設定
のための手順は以下のとおり:
・Options メニューの Choose Fonts.. を選んで font を適当な日本語フォ
ントに設定する。(見出しはゴシック、本文には明朝が適当) いったん設
定した内容は Windows directory (c:\windows) の mosaic.ini に記録さ
れて、次回起動時に有効になる。
本格的日本語対応でないために以下のような問題点があります。
・MS明朝、MSゴシックなどを指定するのだが、これらのフォントは英字が
fixed pitch でとても見栄えが悪くなります。(株)リコーから発売されて
いる TrueTypeWorld の HG(明朝|ゴシック)プロポーショナルフォントを
使用すると英字が proportional になってよいそうです。
・半角スペースのところでないと行を折り返してくれない。
6.4 Proxy 対応
Proxy server (CERN httpd または DeleGate など)に、proxy client とし
てアクセスするためにはさらに次のような設定をする必要があります:
・Windows directory (c:\windows) の mosaic.ini を適当な editor (メモ
帳など)で変更する。
[proxy information] のセクションを新たに作成してそこに
http_proxy=http://proxy.daigaku.ac.jp:8081/
ftp_proxy=http://proxy.daigaku.ac.jp:8081/
wais_proxy=http://proxy.daigaku.ac.jp:8081/
gopher_proxy=http://proxy.daigaku.ac.jp:8081/
のように proxy server のドメイン名とポート番号を設定する。最後の /
を忘れないこと。
6.5 各種 Viewer
GIF,JPEG,MPEG,AUDIO などの典型的な viewer はたとえば
ftp://ftp.ncsa.uiuc.edu/PC/Mosaic/viewers/
ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/winsock/apps/WWW/viewers/
にあります。GIF,JPEG,MPEG viewer のインストールの手順は:
・適当な directory を作成して lview31.zip, mpegw32e.zip をダウンロー
ドする。(lview は c:\winapps\lview, mpeg は c:\winapps\mpegplay と
する)
・pkunzip で archive 展開する。viewer のインストールそのものはこれで
おしまい。
・Windows directory (c:\windows) の mosaic.ini を適当な editor (メモ
帳など)で変更する:
[Viewers]のセクションを
image/gif="c:\winapps\lview\lview31 %ls"
image/jpeg="c:\winapps\lview\lview31 %ls"
video/mpeg="c:\winapps\mpegplay\mpegplay %ls"
のように viewer を install した path に変更する。
mpegplay はシェアウェアなので注意してください。また mpegplay の実行
には win32s が必要です。すでに Mosaic が動いているなら、問題ないはず
です。
mpegplay に替わるものとしては Stefan Eckart 氏の VMPEG がお勧めです。
ftp://ftp.netcom.com/pub/cfogg/mpeg/vmpeg12a.zip
にあります。 DOS版(go32が必要), Windows版 VMPEGNWG (win32sが必要),
Windows版 VMPEGWIN (win32s+WinGが必要)が含まれています。
7. WinWeb
MacWeb の開発元の MCC の Windows 用 WWW Client の WinWeb は Mosaic
よりも軽くて快適に動きます。実装されている機能はまだ Mosiac にはかな
いませんが、win32s がうまく動かないような環境ではお勧めです。最新版
は 1.0A2.1 です。ただし、以下の記述はそう明記してあるところ以外は
1.0A2 に基づいています。
ftp://ftp.einet.net/einet/pc/winweb/winweb.zip
ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/winsock/apps/WWW/winweb.zip
フォームの挙動や、Clickable Map の表示/動作が変だという報告もありま
したが、環境に依存するところがあるらしく、確認されてはいません。
7.1 インストール
・適当な directory を作成し winweb.zip をダウンロードする。
・pkunzip で展開する
pkunzip winweb.zip
winweb.exe, ドキュメント、viewer 関連ファイルなどが現れる。
・program manager で winweb.exe を登録して、double click で起動する。
最初に起動したときに、Windows directory (c:\windows) に default の
winweb.ini ファイルが作成される。
・適当な editor (メモ帳など)で、winweb.ini を変更する。
[Optins] のセクションで
あなたの組織内に手近な www サーバがあれば
Home Page=http://www.daigaku.ac.jp/
のように設定する。
7.2 日本語問題
NCSA Mosaic と同じく、SJIS の文書もしくは、delegate などで SJIS に変
換すれば日本語の表示もできます。
WinWeb では View -> Fonts... のフォント選択ダイアログで日本語フォン
トを選ぶことはできません。winweb.ini を直接編集して、フォント設定の
部分で日本語フォントを指定しなくてはなりません。
たとえば mosaic.ini で設定してあるフォント情報を winweb.ini の font
設定の所 ( [Font.Normal1] から [Font.Proportinal] まで) にコピーして
使えばいいでしょう(*)。なお preformatted text 部分でで使われるフォン
トは [Font.Proportinal] なのでこれを日本語フォントに変更することを忘
れないでください。Normal と Proportional は明朝,Title と Heading は
ゴシックを指定するとよいでしょう。
(*) フォントの具体的な設定法については参考文献 5),6) に詳しいので参
照してください。
余分なスペースが変な具合に空いてしまう所があるという問題があります。
7.3 Proxy 対応
WinWeb を proxy 対応で使う手順:
・Windows directory (c:\windows) の winweb.ini を適当な editor (メモ
帳など)で変更する。
[Options] のセクションで
Proxy=proxy.daigaku.ac.jp:8081
のように proxy server のドメイン名とポート番号を設定する。
・A2.1 ではメニューの Option -> Proxy Server... で proxy server を指
定することができるようになっています。
7.4 Viewer について
WinWeb は配布パッケージの中に、lview31, wecj1_2 が含まれていますので、
GIF,JPEG に関しては別途 viewer を install 必要はありません。
ただし、WinWeb と外部 viewer のつなぎをする program: winvoke.exe が
visual basic で書かれているので、visual basic の run time library の
vbrun300.zip を install しておくことが必要です。
・vbrun300 の install は, vbrun300.zip を適当な directory にダウンロー
ドして、pkunzip で展開し、出てきた vbrun300.dll を Windows
directory (c:\windows) に copy するだけです。
7.5 スタンドアロンでの使用について
WinWeb は軽く、また win32s を必要としないため、たとえばノートPCでの
Mosaic/Web のデモンストレーション用に適しています。しかし、1.0A2 で
はネットワークに接続していない状況では動作しませんでした。この問題は
1.0A2.1 で解決され winsock がインストールさえされていれば動作します。
8. NetScape
8.1 NetScape について
NetScape は, Mosaic Communications Coorporation (最近 NetScape Comm...
と社名を変更しました)の開発した、Mosaic 上位互換(scratch から作成され
ているので NCSA のライセンスからはフリー) の WWW browser です。UNIX,
Windows, Macintosh 版があります。
NetScape の特徴としては
・Win32s は必要としない 16bit application である
・proxy はもちろん socks にも標準で対応している
・Graphics Image を asynchoronous に load するので、表示が出るまでが
早い。
・GIF や JPEG の viewer が組み込みになっている。
・News Reader としても「使える」、post も可能。
・Inline JPEG や HTML に独自の拡張が多くなされている。(HTML+ とは互換
性がないようなのでその点問題ではある)
94/11/23 には 0.94β が,12/08 には 0.96β と矢継ぎ早にバージョンアッ
プが行われ,ついに 12/17 に正式版 1.0N がリリースされました。
(注) 0.96β および 1.0N では次節で述べるように Mosaic Patch'n による
日本語表示を行うには一工夫が必要です。
(注: 1.0N の利用条件)
正式版 1.0N では無料で利用きるユーザが「学生、教育機関(小中高, 短大,
大学)のスタッフ、非営利団体の職員」と定められています。そ れ以外は評
価のための使用だけが認められていますのでご注意くださ い。詳しくは配
布パッケージ中の licence ファイルをお読みください。 また、正式版は教
育機関以外からの再配布も禁じられています。した がって、下記の ftp
site のうちいくつかには、1.0N (ファイル名は ns16-100.exe) は置かれて
いないはずです。
Netscape は
ftp://ftp.mcom.com/netscape/windows/ns16-094.zip
ftp://gatekeeper.dec.com
/pub/net/infosys/Mosaic-Comm/Netscape/windows/ns16-094.zip
ftp://lark.cc.ukans.edu/Netscape/windows/ns16-094.zip
ftp://ftp.meer.net/Netscape/windows/ns16-094.zip
などに、国内では
ftp://ftp.riken.go.jp/pub/WWW/netscape/windows/ns16-094.zip
ftp://nadia.ics.es.osaka-u.ac.jp/pub/network/Netscape/windows/ns16-094.zip
ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/network/WWW/Netscape/windows/ns16-094.zip
をはじめとして多くの anonymous ftp サイトにあります。
8.2 インストール
0.93β, 0.94β, 0.96β, 1.0N
・temporary の dirctory を作成し ns16-096.exe をダウンロードする。
・self-extract のファイルを展開する
ns16-096.exe
・setup.exe を Windows から起動する
・install 先の directory, program manager の group を指定する。
・NetScape の Options, Preferences... で諸設定を行なう。
8.3 NetScape の日本語化
NetScape は Macintosh 版がパッチをあてることによってかろうじて日本語
の表示ができるという状況で、Windows 版 NetScape では最初の Ver.0.9β
にはフォントの種類を設定する項目がなかったので、かなり困難であると思
われていました。
NetScape Ver.0.93βからは Options -> Preferences... -> Styles ->
Change Font でフォントを変更できるようになったのですが、 残念な事に
そこで漢字フォントを指定しても無効で,日本語は一切表示できません。
そこで中原正直さん(*)が、 Windows API にフックをかけることによって
NetScape 0.9βで(**)、日本語の表示および漢字コードの変換するプログラ
ム 「Mosaic Patch'n」を開発されて、日本語表示が可能になりました。漢
字コードは SJIS,EUC,JIS から選んで設定することができます。制限はある
もの DeleGate なしで EUC,JIS コードのサーバでも表示ができます。もち
ろん漢字コードを SJIS に設定して DeleGate と組み合わせて使用すること
も可能です。
(*) E-mail: nakahara@noccs1.nims.nec.co.jp
(**) 0.93β,0.94β でも有効, 0.96β,1.0N については後述
「Mosaic Patch'n」の使用法は簡単で、NetScape を起動した「後で」
Mosaic Patch'n を起動するだけで SJIS で漢字が表示できるようになって
います。「設定」で漢字コードを EUC,JIS に変えることができ、その変更
は NetScape を起動しなおさなくても有効です。
NIFTYserve FINET LIB3 #112 MPH110.LZH
ftp://ftp.impress.co.jp
/pub/network/infosys/WWW/netscape/windows/mph110.lzh
ftp://ftp.leo.chubu.ac.jp/pub/WWW/MPH110.LZH
ftp://utsun.s.u-tokyo.ac.jp/PC/network/winsock/apps/WWW/mph110.lzh
ftp://ftp.nec.co.jp/pub/packages/Windows/mpatch/mph110.lzh
0.96β および 1.0N に対しては,「Mosaic Patch'n」がアイコン化された
NetScape のほうに作用してしまうため,そのままではうまく働いてくれま
せん。応急措置として, アイコンを非表示にするようなツール: IBAR や
dih を併用することによって回避することができます。この問題の解説が
http://www.impress.co.jp/aftercare/inetmag/no2/ns16096-jp.sjis.html
にあります。また IBAR もそこから入手できます。また,中原さんはこの問
題に対応する「Mosaic Patch'n」のバージョンアップの作業中との事です。
0.94β+Mosaic Patch'n で特定の URL: http://www.ntt.jp/japan/map/
にアクセスすると一般保護例外を起こすという報告が複数よせられていま
すが,筆者の環境(DELL OptiPlex)では再現しませんでした。
なお,Mosaic Patch'n は今のところ Win/V や Windows NT には対応して
いません。Win/V への対応は中原さんが検討しておられるようです。
8.4 Windows NT での実行
筆者が 0.94β を IBM PC 上の Windows NT 3.5Jβ へインストールを試
みた所、自己解凍ファイルの展開、setup.exe の実行 (ともに NT のコマ
ンド・プロンプトで行った) ともに問題なく、NetScape はとてもスムー
スに動きました。
ただし、前述したように WindowsNT 上では Mosaic Patch'n は起動はす
るものの、効果はありません。
From: MASUTANI Yasuhiro <masutani@me.es.osaka-u.ac.jp>
Real-Date: Sat, 24 Dec 94 00:05:47 JST
Subject: [infotalk,02688] ~/.mosaic-global-history is big !
Message-Id: <9412231505.AA29129@gull.me.es.osaka-u.ac.jp>
升谷@阪大です.すいません,大惚けでした.
先ほどの質問は撤回します(_o_).忘れて下さい.はださんすいません.
大きいのは,~/.mosaic-hotlist-defaulではなく~/.mosaic-global-historyです.
では改めて(^_^;
皆さんは,大きくなった~/.mosaic-global-historyをどのように処理していま
すか? 私のは今780KBもあります.このファイルは何もしないと単調増加し続
けるのでしょうか?
よろしくお願いします.
/* 升谷 保博 /大阪大学 基礎工学部 機械工学科 */
/* 560大阪府豊中市待兼山町1-3 /TEL: 06-850-6207直通 /FAX: 06-850-6212 */