From: ysato@etl.go.jp (Yutaka Sato 佐藤豊)
Real-Date: Sat, 11 Jun 1994 14:26:26 GMT
Subject: [infotalk,01264] DeleGate: proxy server for HTTP and Gopher
Message-Id: <jzVf3.ysato@etl.go.jp>
塀の向こうで懲りてる皆様
(蕪)隙間産業の佐藤です(^_^)
firewallの克服のために SOCKSや proxy_httpdがかなり普及して来ましたが…
未だお手持ちの HTTP, Gopher クライアントが SOCKSにも proxy_httpdにも
対応していない。防火壁に阻まれて外に出られない、と、お嘆きのあなたに、
弊社開発の「DeleGate」をお届けします(^_^) DeleGate1.2 は、
・SOCKS非対応のGopherクライアントからfirewall外へのサーバに中継
・SOCKS,proxy非対応のHTTPクライアントからfirewall外へのサーバに中継
・Gopher,HTTPの応答テキスト中の日本語コードの変換
・Gopher,HTTPの応答データキャッシュ機能付き
・コード変換、キャッシュ利用の有無をクライアントから指定可能
・proxy 対応の HTTPサーバおよびクライアントにも対応
です。
DeleGateサーバは、proxy非対応のサーバ/クライアント間の中継を実現する
ために、HTTPの応答中に含まれるURLや、Gopherの応答中に含まれるDirectory
Entity を書き換え、それらへの参照が再びDeleGateサーバに向けられるよう
にしています。このため、URL を陽にユーザが見るHTTPでは、DeleGateの介在
ユーザに丸見えになるという苦しい実現になっています(-_-;
そんなわけで、お手持ちのクライアントが proxy に対応するまでの間のしの
ぎにでもご利用下さればと思います(^_^) 電総研ではこれを、この3月から
使用して来ましたが、proxy対応のクライアントが普及して来たことで、そろ
そろ御用済みになりそうな気配です(なもん公開するかって?^_^;)
DeleGateのソースファイルは、
<ftp://etlport.etl.go.jp/pub/DeleGate/delegate1.2.tar.gz>
です(約35Kバイト)。
% gunzip delegate1.2.tar.gz
% tar xf delegate1.2.tar
% cd delegate1.2/src; make
で delegated (非-lresolv版)と、delegatedR (-lresolve版) が出来るはず
です。起動の仕方ですは、以下のようになります。
A)proxy HTTP サーバと非 proxy HTTP クライアントを中継するための手順
0) proxy HTTP サーバがホスト firewall の 8080 ポートにあるとします。
1) firewall 内部のホスト(仮に"internal"とします)の上でHTTP用サーバを
立ち上げて、これを 0) のサーバに接続する。
internal% delegated -P10080 PROXY=firewall:8080 \
SERVER=http://www.ntt.jp:80
2) 自分のホストでクライアントを立ち上げて、1)に繋ぐ。
myhost% mosaic http://internal:10080/
B)Gopher を中継するための手順
1) firewallホスト"firewall"上で汎用DeleGateサーバを立ち上げる。
firewall% delegatedR -P19999 RELIABLE=internal
2) 内部のホスト"internal"の上でGopher専用DeleGateサーバを立ち上げて
これを 1) に接続する。
internal% delegated -P10070 MASTER=firewall:19999 \
SERVER=gopher://gopher.ncc.go.jp:70
3) 自分のホストでクライアントを立ち上げて、2) に繋ぐ。
myhost% gopher internal 10070
くわしくは、delegate1.2/README の EXAMPLE を御覧下さい。
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