From: hyoshida@ddbj.nig.ac.jp (Hideya Yoshida)
Real-Date: Thu, 23 Dec 93 12:11:26 GMT
Subject: [infotalk,00644] communications through access/information filter
Message-Id: <9312231211.AA00691@niguxp.ddbj.nig.ac.jp>
はじめして、吉田英哉@岡山大と申します。
この info-talk にはたしか夏ごろに参加させていただきました。
xgopher client も install できないような者なので、
技術的な、専門的な話は残念ながらよく理解できません。
(character-base の gopher client は install して使っ
ています。) xmosaic も gopher server も install した
いのですが、回線が細い(9600bps SLIP)のと Xlib がない?
(私が管理を手伝っている DECstation 5000)という理由で
難しそうです。
さて、
1)NetNews の"キーワードデータベース"の様なものがあるかどうか。
(information filter)
2)"(データベース)アクセスを介してのユーザ間コミュニケーション"
はあり得ないか。(communications through access)
ということを前から考えてまして、それについてご相談させていただこう
というのが、この mailing list に参加した当初の目的です。
私は以前 NIFTY-Serve の FBIO (BIONET:医学生物科学研究者のためのネット
ワーク)で bionet.* (NetNews)の記事転載というのを実験的に行なったこと
があります。bionet.* の記事を NIFTY-Serve の FBIO のある会議室に転載し
逆に その会議室に書き込まれた記事を bionet.* に転送するというもので、
まだ、WIDE と NIFTY-Serve の間に mail 交換もされていない時期のことです。
この実験はあまり読む人がいなかったという意味で失敗で^_^;、その主な
原因は記事が英語であること、あまりに多量すぎたことでした。この実験を
計画した当初は bionet.* の記事の量もまだ少なかったのですが・・・。
そこで、一つは記事を英語からできるだけ自動的に日本語に訳せないか、
という案が出て、いま、FBIO の有志でそれを目指すプロジェクトが進行中だ
そうです。生物学用語の電子辞典を作っているようです。もう一つは私の
考えで、たとえ、日本語にしたところで、全部読む時間も必要性もないの
だから、自分に必要なものだけ、選びだしてそれを読むようにできないか、
それならば、英語でもなんとかなるだろう、というものです。これについ
てはその後、すでに WAIS で bionet.* の記事の検索 server が存在する
ことがわかったので、それを使えばとりあえずはよいということになりま
した。しかし、WAIS の場合、現在どのような話題が bionet.* に流れて
いるのかはわからず、思い付いたキーワードで検索をかけてみるだけです。
もし、NetNews の記事の流れをおおざっぱにつかめるような、キーワード
自動作成システムあるいは要約システムのようなものがあれば、もっと便利
になるのでは。そういうようなものはまだないのでしょうか・・・?
ここまでが information filter の話題です。
もうひとつ、FBIO での転載実験で考えたことは、
現在の通信による人と人とのコミュニケーションでは交換されたメッセージを
共有している、つまり、お互いの文脈の基盤が同じになっている、というのが
出発点ですね。具体的にいえば同じ記事を読み、発言することによってはじめ
て、実質的な参加ということになります。しかし、記事が多量になればなるほ
ど、読める記事の量は相対的に減っていき、ある記事にたいするレスポンスも
減ってくれば、コミュニケーションがある意味で希薄になっていくと参加者は
感じるでしょう。そこで、記事を検索してアクセスしたらそのアクセスしたこ
と自体がデータとなって新しいサービスを生み出していく、というのような仕
組みは考えられないでしょうか・・・。
またまた、抽象的になってしまいましたが、Infotalk 的に?言えば、
Gopher や WWW は 誰でもアクセスできる。しかし、誰がアクセスしたか記録が
残らない (WWW もそうなのでしょうね)。例えば検索してあるデータをヒット
させたユーザ同士の連絡をとるための mailing list をつくり、それを更新す
るとか、うーん、利用法はあまり考えていないのですが・・。あまりうまく言
えないのですが、それについて発言しなくても参加したことになる、というよ
うな仕組みがあったら便利という場合があるのような気がするのですが・・・・。
これが、communications through access です。
なんか、かなり、場違いな話になってしまいました、失礼いたします。
-------
吉田@岡山大学資源生物科学研究所
hyoshida@ddbj.nig.ac.jp
hyoshida@rib01.rib.okayama-u.ac.jp
From: Hisakazu Hada <hisaka-h@itc.aist-nara.ac.jp>
Real-Date: Thu, 23 Dec 1993 03:52:12 +0900
Subject: [infotalk,00643] SHiKA is Available
Message-Id: <9312221852.AA03667@dec540.aist-nara.ac.jp>
はだ@奈良先端です。
奈良先端大での、 www-server その名も SHiKA を作りました。
http://wwfs.aist-nara.ac.jp:8001/
でアクセスすることが出来ます。
とりあえず、今の所はIIJに敗けないくらい中身が少ないですが、 :-p
日増しにデータをふやす予定なのでよろしくお願いします。
Whois gatewayがうごかされていて学生や教官の名前なんかが簡単にわかり
ます。また、たぶん 日本初の日本語による .html の書き方なんか
があります :-)。
よろしく。
-------------------------------------------------------------------
// 羽田久一 (はだひさかず) / << hisaka-h@is.aist-nara.ac.jp >>
// 奈良先端科学技術大学院大学 / 情報ネットワーク講座(山本研究室)
-------------------------------------------------------------------
From: youki-k@is.aist-nara.ac.jp
Real-Date: Thu, 23 Dec 93 01:18:43 GMT+0900
Subject: [infotalk,00642] Re: WWFS and WWW
Message-Id: <9312221618.AA04350@dec519.aist-nara.ac.jp>
いとぢゅんさん writes:
> WWFS+WWWを使ってWWWのサーバを運営していくひとの問題として、
> ちょっと思ったのは、
> WWFSを持っているひとに対するページと
> WWFSを持ってないひとに対するページを両方持ってないと
> いけないんではないだろうか?
> ということです。
absolute URL を使った場合、そうなっちゃいますね。
relative URL だと、ある程度そういう問題を逃げられるのでは?
べつに WWFS, HTTP に限らず、複数の access method で情報提供するときに
必ず出てくる問題だと思いますが。だから IETF で URI やってるんですよね?
// 門林 雄基 <youki-k@is.aist-nara.ac.jp>
// 大阪大学基礎工学部情報工学科 / 奈良先端科学技術大学院大学
From: Jun-ichiro Itoh <itojun@mt.cs.keio.ac.jp>
Real-Date: Thu, 23 Dec 1993 00:42:08 +0900
Subject: [infotalk,00641] Re: WWFS and WWW
Message-Id: <9904.756574928@mt.cs.keio.ac.jp>
いとぢゅん@けいおうやがみです。
On Wed, 22 Dec 93 22:17:38 +0900, youki-k@is.aist-nara.ac.jp said:
> 早速ですが、WWFS と WWWの関係について教えてください。WWWでは、アクセ
> スするごとに内容が違うものがあります(例えばNTTのホームページでは表示さ
> れる日本時間が変わります。)が WWFS で WWWのデータをキャシュされるとい
> う事ですが、何か対処はされていますか。
youki-k> 対処していません。
youki-k> そういうキャッシュできない情報は HTTP でアクセスすれば良いと
youki-k> 思っています。
youki-k> いろんなプロトコルの良いところをうまく組み合わせるのが WWW だと理解
youki-k> しています。
youki-k> WWW -> WWFS mirror は、単なる proof of concept だと考えて下さい。
WWFS+WWWはいいなぁ、と感激したおとついから、ちょっと時間が経って
だいぶ冷静に考えられるようになりました:-):-)
WWFS+WWWを使ってWWWのサーバを運営していくひとの問題として、
ちょっと思ったのは、
WWFSを持っているひとに対するページと
WWFSを持ってないひとに対するページを両方持ってないと
いけないんではないだろうか?
ということです。
少なくとも、WWWのページにアクセスする人が必ずWWFSを持っている、
と仮定するのはかわいそうです。
持ってる人向けと持ってない人むけのサーバを共通にするのであれば、
httpサーバで提供するページから出るlinkとして<A HREF=http:hogehoge>と
<A HREF=wwfs:hogehoge>の両方を持たせておかないといけないですよね。
wwfs使って効率化したい場合。
別個のhttpサーバをあげる、というのもちょっと冗長な気がします。
なんつってもその場合、データの管理がはんかくさいです。
ほんとうはclient側の状況に応じて変化してくれる、NewsOSのconditional
symbolic linkみたいなものがあるといいんだろうな、と思っていますが
現在そういうものはないですよね...
--
いとぢゅん@mt.cs.keio.ac.jp(伊藤純一郎)