From: shimono@nagano.nagano.ac.jp (Takao SHIMONO)
Real-Date: Sat, 2 Oct 93 13:01:00 JST
Subject: [infotalk,00384] NACSIS
Message-Id: <9310020401.AA21754@nagano.nagano.ac.jp>
長野大学の下野です。
昨日届いた学術情報センター(NACSIS)のセンター・ニュースの第25号
(1993.9)によると、これまで大学や大学共同利用機関等の研究者に制
限されていたNACSISの情報検索サービスの利用者の範囲を、本年8月
より、利用可能なデータベースの種類を一部制限して以下のような人
たちにも広げたそうです。
1 文部省および文化庁の職員
2 国公立試験研究機関の研究職員および図書館職員
3 特殊法人の研究所の研究職員および図書館職員
4 学術研究法人の研究職員および図書館職員
5 大学に相当する教育施設の教員および図書館職員
6 研究助成法人の研究助成担当職員
7 学会の正会員
8 大学等との研究協力関係を有する民間企業の研究者
9 海外の高等教育・研究機関の研究職員等
7番目の項目を考えると、実質的に希望者全員が利用可能ということ
になりますよね。「学会」の定義がよくわかりませんが、NACSISにデ
ータを収めている情報処理学会や電子情報通信学会、日本ソフトウェ
ア科学会などはおそらく大丈夫でしょう。創価学会は知りません。
そこで気になるのは、これらの人たちが利用可能なデータベースには
いったいどんなものがあるかということです。24種類あって、全部を
打ち込むのは面倒なのでここには書きませんが、おそらく、現在最も
使用頻度が多く、また利用価値も高いと思われる国会図書館のJapan
MARCや米国議会図書館のLC MARCなどは、残念ながら今回の決定では
利用可能とはなっていません。もっとも、LC MARCはdra.comにtelnet
してもいいし、また、他にもいろいろなところにありそうので、ip
reachableなところにいる人はそれほど必要性を感じていないはずで
す。そこで、やはり欲しいのは日本の図書情報だと思います。三菱総
研はJapan MARCで商売しているため、これにフリー・アクセス---
NACSISのJPMARCは一回の接続につき(どれだけ検索しても)30円ですが、
民間のオンライン・データベースにくらべると、タダみたいなものです
---を許すのはなかなか難しそうです。
ところが、利用可能なデータベースの種類を眺めていたら、その中に
「目録所在情報データベース」というものがありました。このデータ
ベースは、ある図書が、我が国のどの大学図書館に所蔵されているか
のデータを収めたデータベースです。(厳密には、国内の大学図書館
のすべてを網羅しているわけではなく、NACSISのオンライン共同分担
目録システム「NACSIS-CAT」に参加しているところに限られているの
ですが、かなり多数の大学図書館がそれに参加しているので、相当有
効なはずです。) そして、ありがたいことに、そのデータの中にそれ
ぞれの図書の目録データも含まれているのです。したがって、これを
Japan MARCの代用で使えそうです。
利用申請についての問い合わせ先:
学術情報センター 共同利用第二係
(tel 03-3942-6934, fax 3942-6797)
下野隆生
shimono@nagano.nagano.ac.jp
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