MH-6.8-JP-Patch.1 (92/12/21) [1] はじめに このパッチは MH-6.8 patch.0 に対する日本語化パッチです。このパッチは 以前に fj.sources に流れた、 From: hayashi@spica10.kuic.kyoto-u.ac.jp (Haruhisa Hayashi) Subject: Kanji patch for MH-6.8 Message-ID: Date: Thu Dec 17 16:14:16 JST 1992 From: takada@seraph.NTT.JP (Toshihiro Takada) Subject: unofficial Japanization Patch for MH-6.8 Message-ID: Date: Thu Dec 17 17:55:09 JST 1992 の2つのパッチを1つにまとめたもので、これらのパッチを obsolete するもの です。 *************** 注意! ***************** 本パッチは *オリジナル* の MH-6.8 patch.0 に対するパッチです。上記のどち らかのパッチを既にあててしまった方は、reverse patch をあてる、もしくは、 もう一度取り直すなどして、オリジナルの MH-6.8 を用意した上でこのパッチを あてて下さい。お手数ですがよろしくお願いします。 *************** 注意! ***************** [2] インストールの方法 まず MH-6.8 の top directory で、本パッチをあてて下さい。 % patch -p < mh-6.8-JP-patch.1 次に configuration file (例えば conf/MH) に options JAPAN を追加した上で、コンフィグレーションからやり直して下さい("options JAPAN" が指定されていなければ、オリジナルの MH と同じになるはずです)。 % cd conf % % make % ./mhconfig MH % cd .. % make clean % make make が成功したら、インストールして下さい。 # make install [3] 本パッチによる変更点 変更点は以下の通りです。 ・MH のバージョンが "MH 6.8" から "MH 6.8.JP1" に変更されます。 ・mh-format 中のデータとしてJISコードによる漢字混じり文が使用できます。 これにより、例えば inc, scan を実行した時の表示等での日本語メッセージ の表示が可能になります。 ・timezone "JST" を正しく認識します。 mh-format の関数 tzone や pretty の結果が、timezone "JST" を使うように なります。 更にコンフィグレーション時に "options ATZ" を指定した場合は、送られる メッセージの "Date" フィールドのタイムゾーンも "JST" になります。しか しオリジナルの READ-ME に > ATZ > Directs MH to use alpha-timezones whenever possible. > You should not use this option if you are on the Inter- > net, since it will make your host non-compliant with > RFC-1123 (Requirements for Internet Hosts). とあるように、これは RFC-1123 の規定を満たさないことになりますので、 くれぐれも *at your own risk* で行って下さい。また RFC-1123 に > There is a strong trend towards the use of numeric timezone > indicators, and implementations SHOULD use numeric timezones > instead of timezone names. However, all implementations MUST > accept either notation. If timezone names are used, they MUST > be exactly as defined in RFC-822. とあるので、backward compatibility のために "options ATZ" が指定されて いない場合でも、"JST" を "+0900" の意味であると正しく認識するようにし ました。 おすすめできる使い方としては、"options ATZ" は指定しないで送出されるメッ セージのヘッダでは "+0900" を用い、ユーザへのインタフェースに関しては、 scan や mhl に tzone や pretty を使った mh-format を与えることによって "JST" を表示させる、というのが良いと思います。 [4] その他 ・Shift-JIS コードはサポートしていません。EUC コードは JIS コードに変換 して表示されます。 ・MH-6.8 から locale がサポートされていますが、本パッチでは locale は使 用(対応)していません。 ・MIME (RFC-1341) における charset="ISO-2022-JP" への対応はまだしていま せん。これは近い内にやりたいと思うのですが... あと RFC-1342 対応も... # 協力して下さる方、募集中! mh-68-jp-request@seraph.ntt.jp へメールを # 下さい。引きずりこんでさし上げます(^^;;)。 [5] さいごに 本パッチは基本的には、てつ@京大情報さん(tetsu@kuis.kyoto-u.ac.jp)が作成 された MH-6.7 用日本語パッチを MH-6.8 用に変更したものです。本パッチの配 布を承諾して頂いた、てつ氏に感謝致します(_o_)。 更に、てつ氏のパッチから遡ると、そのまたオリジナルは児島宏明@電総研さん (hkojima@etl.go.jp)の MH-6.6 用のパッチとなります。児島さんからも本パッ チの配布を承諾して頂きました。感謝致します(_o_)。 本パッチは御自由に再配布して頂いて構いません。ただし "JST" の使用など、 あくまでも at your own risk でお願いします。 本パッチに関するバグ/コメント/改良案などがありましたら、 mh-68-jp@seraph.ntt.jp まで御連絡下さい。問題{回避||解決}の努力を一緒にしましょう(^^;;)。 という訳で、それでは。 # はやし "∞" はるひさ # 京都大学大学院 工学研究科 『でも、ま、なんとかなるかぁ。えへへ』 # 分子工学専攻 hayashi@kuic.kyoto-u.ac.jp and ======================================================================== NTT基礎研究所 情報科学研究部 高田敏弘 分散コンピューティング原理研究グループ takada@nttlab.ntt.JP ========================================================================