無響室案内して,飯食って,寝たの一日

[Aug 3 1995]

午過ぎに,アーティストの 三上晴子 さんが, InterCommunication Centerの人と一緒に,厚木の僕のいる研究所の無響室を覗きに来ました.

#厚木の無響室は,それ程大きくないのだけれど,Spec的には日本でも一二と言 われるもので,外から研究所の見学に誰かが来たと云う時には,悩磁界測定機 と並んで,取り敢えずは目玉item.

で,やっぱり,初めて中に入った人は,感動する様で,類に洩れず三上さんも ICCの皆さんも結構,目を丸くして,無響の空間を気に入ってはりました.

昔,John Cage さんも言ってはったんですが,無響室の中にいると,無音では なく,すごく高い周波数の音と,低い周波数の音が聞こえて来て,自分の身体 が結構やかましく音を出していることに気付きます.

なんかで読んだ所によると,高いのが神経機構の音で,低いのが血液の循環す る音だそうで,どう云う仕組みでそう云う音が発生しているかは知らないけれ ど,兎も角,完全な無音の状態には人間はなれない.昨日の僕など,首の骨が ギシギシ言っていたし,ICCの誰かはお腹のキューと云う音がしていたし.

その見学が終った後,三上晴子さん,小島陽子さん(ICC), 日本語の kis ホーム・ページに戻る